どうもこんにちは!今回は、日本テレビの名物深夜番組『月曜から夜ふかし』がついに打ち切りか…というニュースを受けて、なぜこの番組が終わってしまうのか、その理由について深掘りしていきたいと思います。
マツコ・デラックス×村上信五という強力コンビ、そして街の“クセ強”住人たちとのやり取りで愛され続けた『夜ふかし』。しかし、永遠に続く番組なんて存在しないのもまた事実。今回はその“終わりの理由”を、多角的に掘って掘って掘りまくります!
1. 視聴率の低下と「ネタのマンネリ化」…飽きられた『夜ふかし』
まず、避けて通れないのが視聴率の低下。これ、深夜番組にとっては致命的です。
『夜ふかし』は2012年に放送がスタートして以来、根強いファンに支えられて長く続いてきました。特に、放送初期は「テレビでこんな素人のリアルな声を聞けるの!?」と驚きの声が多く、SNSでも毎週のようにトレンド入り。まさに“夜ふかし族”が月曜の夜を心待ちにしていた時代がありました。
でもここ数年、「またこの人?」「話の流れが毎回一緒」なんて声が目立つように。街の名物住人も、ちょっとした有名人になってしまったことで“素人感”が薄れてしまい、視聴者にとっての「発見」や「驚き」が少なくなってきたんですよね。
ネタのパターンも、
- 「〇〇県民に聞いてみた」
- 「どうでもいいニュース」
- 「〇〇問題を調査した件」
など、ある意味“安心して観られるフォーマット”ではあるものの、逆に言えば“目新しさ”が消えてしまったとも言えます。
視聴者は正直です。「飽きた」と思えば離れていく。長寿番組の宿命とはいえ、マンネリというのは本当に恐ろしい存在ですね。
2. マツコ・デラックスの“卒業説”と年齢的限界?本人の意向も関係か
続いて語られるのは、やはりマツコ・デラックスさんの去就です。
ご存知の通り、マツコさんはこの10年ほどでテレビ界の“顔”のひとりになりました。『夜ふかし』以外にも、『マツコ会議』『マツコの知らない世界』など、彼女の名前を冠した番組も多く、まさに“働きすぎ”レベル。
そんな彼女が、ここ数年、じわじわとレギュラー番組を卒業しているのをご存知でしょうか?
- 『5時に夢中!』→ 卒業
- 『夜の巷を徘徊する』→ 終了
- 『マツコ&有吉 かりそめ天国』→ 有吉単独にシフト気味
そして今回、いよいよ『夜ふかし』も終了となれば、「ああ、やっぱりマツコさんの意向も関係あるのかも…」と思わざるを得ません。
何よりもご本人が、「私、もうそんなに夜ふかしできないのよ」なんて笑いながら話す場面もあって、深夜の収録が体力的にもキツくなってきたのでは…と察する声も。
マツコさんは一見パワフルだけど、やっぱり心身に無理があったら続けられない。クオリティを保てない仕事は、潔く手放すという判断も“マツコらしさ”かもしれません。
3. 時代が変わった…コンプライアンスとの戦いと番組の限界
次に触れたいのが、今やテレビ界で最も恐れられている言葉――コンプライアンス(法令・倫理遵守)。
『夜ふかし』の魅力って、ある意味“ギリギリのライン”を攻めるところにあったと思うんです。「え、そんなこと聞いちゃう?」「そこ突っ込んじゃう?」っていう緩さと過激さのバランス。街頭インタビューでの突飛な回答や、ちょっとクセ強な人たちへのツッコミも、愛があるからこそ成立していたわけです。
でもここ最近は、そのバランスが本当に難しくなってきている。
例えば、
- 街の人の容姿や言動を“笑い”に変える
- 精神的・身体的特徴へのコメント
- 少数派・マイノリティへの無意識な偏見
これらが、過去は“おもしろい”で済んだのに、今はSNSで「これは差別だ」「バカにしている」と瞬時に炎上しかねない。
視聴者の目が厳しくなっている今、スタッフも「これは放送できるのか…?」と、放送前の編集段階で何度もチェックしているといいます。これでは本来の『夜ふかし』らしい“ノリ”が出しづらくなるのも当然。
つまり、番組としてのスタイルそのものが、時代の空気とズレてきたということ。これは非常に根深い問題です。
4. 村上信五の多忙ぶりと「旧ジャニーズ問題」の影響
さらに忘れてはいけないのが、もう一人のMC、村上信五さんの事情。
彼は言わずと知れた関ジャニ∞の中心メンバーであり、最近では音楽活動に加えて、MCやキャスター業にも力を入れています。特にスポーツ関連の特番、音楽フェスの司会など、まさに“テレビの顔”として引っ張りだこ。
そんな村上さんにとって、『夜ふかし』の深夜収録はかなりハード。移動、収録、編集確認…これを抱えながら、朝から晩までスケジュールをこなすのは並大抵じゃありません。
さらに2023年から表面化した旧ジャニーズ事務所の性加害問題。これにより、事務所の方針やタレントのメディア露出には、各局がより慎重になっている状況です。
特に深夜番組のような“砕けた雰囲気”の中で、問題発言やスキャンダル的な発言が出てしまえば、それは瞬時に炎上対象になってしまう。村上さんを守るためにも、番組の“幕引き”という選択肢は、局側としても自然だったのかもしれません。
5. 「終わり時」を見極めた、美しい幕引き
最後に、一番前向きな理由をあげるとすれば、これはやっぱり**「終わり時を見極めた英断」**だったのではないかということ。
テレビ番組というのは、“面白い”だけではなく“いつ終わるか”も非常に重要な要素。人気があるうちに終われば、「あの番組、面白かったよね」と語り継がれる。でも、人気が下がってからズルズル続ければ「え、まだやってたの?」となり、記憶に残らず終わってしまいます。
『夜ふかし』は、ある意味で最も番組らしい形で“夜ふかしの終わり”を迎えたのかもしれません。
終わることで、逆に“伝説化”する。これはマツコさんや村上さん、そしてスタッフ陣のプライドある決断だったと信じたいですね。
まとめ:『月曜から夜ふかし』が私たちに教えてくれたこと
長年にわたり、私たちに“笑い”と“ちょっとした毒”を届けてくれた『月曜から夜ふかし』。
- テレビってこんなに自由でいいんだ
- 一般人にも面白い人がたくさんいるんだ
- マツコと村上の掛け合い、最高だったな
そんな風に思わせてくれる、唯一無二の番組でした。打ち切りは寂しいけれど、番組の遺した影響はきっと、テレビの中にずっと残っていくはず。
皆さんにとっての『夜ふかし』名シーンは何でしたか?ぜひコメントやSNSで教えてくださいね!
コメント