2025年春、プロゴルフ界を大激震させたスキャンダル——その名も「トリプルボギー不倫」。
キャッチーすぎるこの言葉、ゴルフに詳しくない方でも「え、なにそれ？」と気になったのではないでしょうか？
この一件は、ただの不倫ではありません。既婚者の男性キャディが、同じツアーで戦う3人の女子プロゴルファーと次々と関係を持っていたという、前代未聞の“同時進行型スキャンダル”だったのです。
では、いったい誰が関係者なのか？そしてそれぞれにどんな背景があるのか？
この記事では、その“4人の登場人物”を、リアルかつ丁寧に掘り下げてご紹介します。
◆中心人物：栗永 遼（くりなが りょう）｜波乱を呼んだ敏腕キャディの素顔
まず、すべての始まりはこの男性キャディ——栗永遼さん。香川県出身、1995年生まれの29歳です。
高校は地元の香川西高校を卒業。その後、体育大学に進学しますが途中で中退。そこから彼は、プロキャディとしてのキャリアを本格化させていきました。若くしてゴルフ界に入り込み、片山晋呉選手や稲森佑貴選手といった一流選手のバッグを担ぐまでに登り詰めた努力の人でもあります。
キャディの世界では珍しく、名前が知られていた人物。
それもそのはず、コースマネジメントの能力が高く、選手のメンタルを支える存在として評価されていました。
ただし私生活では驚くような裏の顔を持っていた模様。
2023年には女子プロの淺井咲希選手と結婚。2023年6月には第1子も誕生し、公私ともに順風満帆……と見えていたのですが、その裏では複数の選手との関係が。
しかも、その相手は全員、プロツアーで顔を合わせる女子選手たち。まさにゴルフ界の中で“地雷を踏み抜く”ような構図です。
◆川﨑 春花（かわさき はるか）｜新星の躍進とスキャンダルの落差
最も注目を浴びたのが、川﨑春花選手。2003年5月1日生まれ、京都府出身。
高校卒業後すぐにプロ入りし、2022年の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」でツアーメジャー初優勝。まだ10代での快挙は、まさに“女子ゴルフ界の新星”として脚光を浴びるきっかけとなりました。
彼女の魅力は、冷静なプレースタイルと端正な顔立ち。そして何よりも、勝負所で見せる強心臓。
メディアでも「令和のミラクルショット」と称された彼女は、企業からのCMオファーも増えていた最中でした。
そんな彼女が、まさかの不倫スキャンダルに巻き込まれるとは——。
文春報道後は、ツアーを5週連続欠場し、JLPGAの広報活動も突然キャンセル。まさに精神的に相当なダメージを負っていることがうかがえます。SNSでは擁護と批判が入り混じる大炎上。今後の選手生命にも影響が出かねない深刻な局面です。
◆阿部 未悠（あべ みゆう）｜“堅実派ゴルファー”が抱えた裏の顔？
続いて名前が挙がったのが、阿部未悠選手。2000年9月27日生まれ、福岡県出身。
2019年にプロ入りし、以降は派手さはないものの、堅実なスコアメイクと着実な成績でファンを増やしてきました。
彼女の特徴は、集中力の高さと精神的な安定感。インタビューでも「周囲に惑わされず自分のプレーに集中することを大切にしている」と語っていました。
そんな“安定感”のある彼女が、不倫スキャンダルの中心人物のひとりとして名指しされたのは、ファンにとって大きな衝撃でした。とくに女性ファンからは「信じていたのに」と落胆の声が多数。
報道以降は表舞台での発信がパタリと止まり、SNSの更新もストップ。所属先やスポンサー対応に関しても、公式なコメントは控えられており、現状では“静観”を貫いているように見えます。
◆小林 夢果（こばやし ゆめか）｜デビュー間もないルーキーの試練
3人目の関係者として報じられたのが、小林夢果選手。2003年12月12日生まれ、愛知県出身。
2023年にプロテストを突破し、晴れてJLPGAメンバーとなったばかりの新星です。
彼女は、ジュニア時代から地元で「天才少女」と呼ばれ、将来のスター候補として多くのゴルフファンから期待されていました。2024年シーズンに本格参戦し、いきなりトップ10入りするなど注目の存在に。
しかしそんな中で、ベテランキャディとの関係が取り沙汰されるというまさかの展開。
ネット上では「まだ若いのに」「だまされたのでは？」という声もあり、彼女に同情的な意見が比較的多いのが特徴です。
ただ、プロの世界は結果がすべて。イメージダウンがどれほど影響するかは未知数であり、今後のメンタルマネジメントが試されるところです。
◆今後の見通しと“ゴルフ界の倫理観”の再構築
JLPGA（日本女子プロゴルフ協会）は、この一件に対して「私生活への干渉は原則行わない」との立場を取りつつも、選手の信頼回復とスポンサー対応を視野に入れた対応が求められています。
ゴルフという紳士・淑女のスポーツにおいて、“信頼”というのは最大の財産。特にプロの世界では、実力だけではなく、品格や立ち振る舞いまでもが評価対象になります。
選手個々の反省や対応だけでなく、業界全体としての透明性や再発防止策の整備が強く求められているのは間違いありません。
◆まとめ：フェアウェイの裏に隠れた複雑な人間模様
今回の“トリプルボギー不倫”は、ただのゴシップとして片付けるにはあまりにも重く、深い問題を私たちに突きつけました。
ゴルフは孤独なスポーツだからこそ、支えるキャディや周囲との信頼関係が何より重要。そこに踏み込んでしまった「一線」が、どれほど多くの人に傷を残すか——。
果たして4人はこの出来事から何を学び、どのように立ち上がるのか。
私たちファンも、ただ批判するだけでなく、選手たちが立ち直る姿を見届ける責任があるのかもしれません。
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